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「ソーシャル時代に音楽を“売る7つの戦略」

 「ソーシャル時代に音楽を“売る"7つの戦略 “音楽人"が切り拓く新世紀音楽ビジネス」を遅ればせながら読了。音楽業界でマーケティングに携わる関係者は"今"一読されることをお勧めする。"今"読まないと意味がないのは、この時代半年後には音楽ビジネスの景色が変わっている可能性があるからだ。そういった意味では、本著は"今"の音楽ビジネスとソーシャルの周辺および関係性よく研究していると思う。僕もとても参考にさせてもらった。

 が、残念だったのは、この前の高野くんの本の感想の時にも書いたけど、「今の時代ならではのヒット曲の作り方、ヒット感の見せ方ってどうなのよ?」ってところが一番大事で難しいのであるが、やはりそこに踏み込めてないんだよなぁ....。いや、まったく成功事例の紹介がないわけではないんだけど、踏み込み方が甘いというか...。

 例えば本著に書かれている事例はどうかしらないけど、一時期流行ったインフルエンサーを用いた施策も、確かに数年前であれば"あるトライブだけ"にはかなり効いたんだけど、実際の裏側はかなり生々しい施策だったハズなのね。僕が調べた限りは。そのくらいギリギリの生々しいことしないと音楽が売れなくなってきた危機感みたいなものを僕は感じていたのよ。だから今の音楽ビジネスのバランスをダメにしてしまったのは、そういうことも許容してきたレコード会社の責任も大きいんだな。

 そういった意味でもっと今の成功事例、失敗事例について、そしていまの音楽業界の功罪についてもつっこんで取材、紹介してほしかったなぁというのが正直な感想。ま、モロに現場の最前線の人達が書いているから、なかなか書けないことも多いんだとは思いますが(;´Д`)
 どっかでそんな本出ないかなぁ...え?僕?書けません。もうちょっとこの業界いたいしww


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3件のコメント

[C14878]

うちの業界ではむかし。八田利也という人が「現代建築愚作論」って本書いて大騒ぎになったんだけど、後で超有名大御所建築家と学者が三人で書いた変名だったと。アイデアが建築家で、まだ若手だった研究者二人がデータを補佐して書いてた(三人とも今では業界の再重鎮に)。
八田利也ってのは(ハッタリ屋)の意味のペンネームだったんだよねw。
それで、その時書いてたかなりキツイ分析が、今になって我々の役に立ってる。
書くべきだと思う。
(かかせてとりまとめでもいいじゃんw)
  • 2012-11-25
  • 投稿者 : ハムニ
  • URL
  • 編集

[C14879] あ、そっか

匿名にすればいいんだ!wwwそして複数で書いて責任の負荷分散w
ペンネーム何にしよう??
  • 2012-11-27
  • 投稿者 : かでぃぼう
  • URL
  • 編集

[C14880]

遅レス失礼。
PN1「岳 振」(がく ぶる)これだなw
PN2「裸売 礼音」(らうる れおん)あっ!案外意味あってるw

音楽は礼を尽くして裸一貫で魂で売るんだよ!
(すみませんいまぼく調子に乗りましたm(__)m)
  • 2012-12-02
  • 投稿者 : ハムニ
  • URL
  • 編集

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