Entries
アカデミー賞受賞で話題の「アーティスト」観に行ってきました。
いやね。素晴らしかった。
で、「なんでこの映画がアカデミー賞を取ったのか?」を考えながら見てたんだけど、やはり世の中のエンターテインメントはどんどん「エンタメってなんぞや?」っていう本質を考える時期に来ているのかもね。
最近の映像の世界は3DやらCGやらで技術とインパクト先行で話題をさらっていたような気がする。確かにそれはそれで面白かったんだけど、それも過渡期を迎えつつあるタイミングの今だからこそ、この作品が世の中の脚光を浴たんだと思う。
その昔、映画はトーキーというとても音のない制限された表現手法しかなかった。だから当時の観客は半分は"想像して楽しむ"という、無意識な「二度の美味しさ」を味わうことができていたような気がする。それがどんどん表現手法が変わっていき、より便利でリアリティを求める聴衆と、過去の遺物となってしまった表現者とのギャップと苦悩。これは現代が抱えるエンタメの苦悩と同じ構図ではないか?だからこそいま原点回帰することによって忘れ去った何かを我々に思い出せてくれる。そんなヒントがこの映画には隠れているような気がする。
そういった意味でエンタメ業界のみなさんは必見です!にしても日本であんまし話題にならんよね。みんなそんな意識で見てる人は少ないだろうなwwええ、職業病ですがなにか?
Tweet
いやね。素晴らしかった。
で、「なんでこの映画がアカデミー賞を取ったのか?」を考えながら見てたんだけど、やはり世の中のエンターテインメントはどんどん「エンタメってなんぞや?」っていう本質を考える時期に来ているのかもね。
最近の映像の世界は3DやらCGやらで技術とインパクト先行で話題をさらっていたような気がする。確かにそれはそれで面白かったんだけど、それも過渡期を迎えつつあるタイミングの今だからこそ、この作品が世の中の脚光を浴たんだと思う。
その昔、映画はトーキーというとても音のない制限された表現手法しかなかった。だから当時の観客は半分は"想像して楽しむ"という、無意識な「二度の美味しさ」を味わうことができていたような気がする。それがどんどん表現手法が変わっていき、より便利でリアリティを求める聴衆と、過去の遺物となってしまった表現者とのギャップと苦悩。これは現代が抱えるエンタメの苦悩と同じ構図ではないか?だからこそいま原点回帰することによって忘れ去った何かを我々に思い出せてくれる。そんなヒントがこの映画には隠れているような気がする。
そういった意味でエンタメ業界のみなさんは必見です!にしても日本であんまし話題にならんよね。みんなそんな意識で見てる人は少ないだろうなwwええ、職業病ですがなにか?
スポンサーサイト
1件のコメント
[C14872]
- 2012-05-23
- 編集
コメントの投稿
2件のトラックバック
- トラックバックURL
- http://kajibow.blog2.fc2.com/tb.php/2186-4129ee82
- この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
なおかつほとんどがパンフォーカスだから、監督の「ここを見ろ」って演出も抑え気味だったんだろうね。
ぐうぜんwさっき朝、自分のつぶやきでも「過去の中にしか良いデザインがないのはなぜか?」について書いてみたけど…。
「Appleのデザインが優れているのは、デザインの自意識を削ごうとしているからだよな」ってのが思考の発端だった。
サービス過剰にどんどん情報を提供していったあげくに表現側の自意識が鼻につくようになり…。
結果、それを削ぐように「ユーザー側の自意識」をあぶり出すような装置としてのデザインだけが生き残った・・・。
いま有効なのは「ハイテク(即物性・デザイン排除)」と「ローテク(情緒性・古典的シンプルさ)」のどちらかしかない・・・という。
それを体現しているのがユニクロ、ニューバランス、Appleだなあと。
そしてこの中で両者を「合体」させられているのはAppleだけという・・・。